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まったりとした休日。
特にやる事もなく、相澤秋良は部屋で友人から借りたゲームをしていた。
ーーーコンコン
「秋良、入って良い?」
ドアの向こうから、遠慮がちな兄、相澤悠の声が聞こえた。
「何?」
返事をすれば、兄が紙袋片手に入ってきた。
視線がおのずと紙袋に向かう。
「あぁ、友人が貸してくれたんだけど、1人で読んでたら落ち着かなくなって。此処で読んで良いかな?」
「別に良いけど」
たいして断る理由も無かったので、どうでも良いと返事をする。
この時秋良は、自分のこの行動を後悔するとは思っていなかった。
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