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悠としては、秋良への抗議も兼ねての表情だったのだが、涙に濡れて紅くなった目元、うるんだ瞳、少し拗ねた表情。
どれをとっても、秋良を煽るには充分過ぎる破壊力である。
(…。可愛いすぎる。キスしたい…。)
あまりの可愛さに、理性と本能の間で葛藤してしまう。
「秋良??ちょっと驚いただけだから大丈夫だよ。」
いきなり、自分の顔を凝視したまま固まってしまった秋良を、不思議そうに覗き込んでくる。
(…っ。落ちつけ。)
「何でもない。ヒマだからテレビ見てくる。」
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