あの日から、変わったあいつ

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昔は、よく笑ってた。 小学生の頃位だったかな… 『龍ちゃーん!』 大声で呼びながら、走ってくる ポニーテールの女 『…なんだよ…デカイ声出して…。』 呆れながらも、しっかりと返事をする俺 『一緒に帰ろうよ!』 ニコニコ笑いやがって、 断れねぇじゃねぇか…。 まぁ、断る気も元から無いが。 『はぁ~?寂しいやつだな。俺しか友達いねぇの?』 『なっ!いるよ!居るけど…部活で帰れ…ない…って言われたから…。』 俯きながら、言ってる…。 まぁ、普通はショックだよな。 『ふーん。まぁ、別にいいけどさ。』 勢いよく顔をあげて、満面の笑みに変わる。 『本当?!じゃ、一緒に帰っていい?!』 『ん。』 『やったー。ありがとう!龍ちゃん!』 もうこの頃には、お前のこと 好きだったんだな。 自覚なんて、してないほど、 自分がバカじゃなくて助かった。
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