春の訪れ

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学校につくとクラス発表の紙が大きな掲示板に貼られていた。 息をきらしながら自分の名前を探す、 「はぁはぁ…えーっと…涼川 奏(きょうかわ かなで)っと…」 「涼川 奏ちゃん?2組じゃない?私と一緒の」 横にはかわいい笑顔をした女の子がいた。どうやら私の名前を見つけてくれたようだ。 「あっ、ありがとうございます。同じクラス、よろしくお願いします」 と丁寧に挨拶をしてペコッと一礼をした。 「なーにかしこまっちゃって、タメ口で話しなよ~タメなんだから!」 それはとても一言で表せないくらいの、可愛さだった。 「う、うん。私は、涼川 奏。」 「奏ねっ!!可愛い名前だな、私は河原 水月(かわはら みづき)よろしく。」 なんだか、ドキドキした。 これほどまで可愛い女の子で性格も私とはまるで違う気がした。
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