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「うぇ~ん!!
ママ~、にぃに、たいたいしたぁ~(お兄ちゃん が、叩いたぁ~)。」
花音が、泣きながら、よちよち歩きで歩いてきた。
「こらっ、悠翔!! 何で、花音を叩くの!!」
そう言うと、悠翔は、手を押さえながら、私のところへやってきた。
「だって、花音、ゆうちゃんの手、思いっきり、 引っ張ったもん!!」
悠翔は、口を尖らせながら言った。
「だからって、叩いちゃダメでしょ!!
それに、女の子には、絶対、優しくしなきゃダメ!!
花音は、悠翔に、遊んでほしいんだよ。」
私は、しゃがみこみ、悠翔の顔をじっと見つめながら言った。
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