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バ『…早く戻って来いよ。』
バウロはまぶちが見えなくなるのを確かめ、一息ついた そして呟いた。
バ『…今日こそアイツに言わなきゃなんねぇかな~…あのコトを・・・』
パシャパシャパシャ
まぶちは顔を洗いながらふと、川に映った自分を見てため息をついた。
ま ~あーあ…なんてツラしてんだよオレは…昔のほうがまだましだっかな?白いだけだったし?…ま、その白がダメなんだけどナ(笑)~
──オレは4年前、この日蔭山の群れに入れてもらった。
幼かったオレはボロボロで、記憶をなくし、山の谷底で 衰弱して死にかけていたところをじっちゃんが見つけて、助けてくれたらしい。
…最初はオレを仲間にするかしないかでかなりもめたらしいけど当時、ボスであったじっちゃんのおかげで赤目じゃねぇけど"赤目"の一員になった。2つの条件つきで──
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