プロローグ

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一方、ある少女はいつものように花壇に水を撒いていた。 「ふふっ大きくなってね」 少女は花壇に微笑んだ。その笑みはまるで天使のように可愛らしかった。 「おっ花澤いつもありがとな~…花澤がいつも水をくれてるから花壇の花も一段と輝いてるなぁ」 窓から顔を覗かせているのは中年の先生だ。 「ありがとうございます!先生の頭も今日は一段と輝いてますよ!」 「……」 「…ふぇ?」 少女に悪気があった訳ではない。…そう少女とてつもなく天然なのだ。
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