プロローグ

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こうしてツンデレ君は一時間程殴られてようやく解放された。 「ハァ…ハァ…」 中庭には下校する生徒がちらほらいた。その度にツンデレ君の事を見るが誰も声をかけてはくれなかった。…なんせ東高校が恐れる鬼塚弘樹なのだから‐。 《どいつもこいつも…》 ぴちゃっぴちゃっ こちらへ向かう音が聞こえる。 音は段々と近くなりツンデレ君の目の前で消えた。
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