恋愛=努力

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そーいえば晴斗君は何が好きなんだろう・・・?最近来てくれてないしなぁ・・・。とピアノの前で考える。「完璧晴斗に「恋」してるね」奈央の言葉が妙にリアルに浮かび上がる。こーやって晴斗君のこと考えてると、本当に好きなんだなって思う。そういえば最近訪問者は0。一人でピアノ弾いてる気が・・・。こんな淋しい昼休み、いつまで続くんだろう・・・。私はため息一つ入れ、鍵盤に触れた。その瞬間「ガチャ」と扉が開いた。「このごろこれてなくてごめんなぁ!」声の主は晴斗君だった。私は嬉しすぎて椅子から立ってしまった。「どうしたの?!全然来てくれないから心配だったんだよ!」「ごめんな、風邪ひいて休んでたんや。」なるほど、嫌われてなくて良かった・・・。しかし晴斗君も風邪ひくんだな。「大丈夫?」「もう全然大丈夫!」晴斗君はとびっきりの笑顔を見せてくれた。「良かった・・・わ、」「はるとぉ!!やっと見つけたぁ!」私が話し掛けようとしたとき、優菜が現れた。「おぉ、優菜。」「もぉー!心配したよー!」優菜が晴斗君に近寄り怒る。その姿は噂通り、夫婦のようだった。「まぁまぁ優菜、そんなに怒らない(笑)」私は優菜を止めながら笑った...________________________________________ 「次の授業は数学やったかな?」「私たちは社会やよ。」「社会いいなぁ、俺社会好きやねん。」びっくり、晴斗君は社会が好きらしい。私は歴史は好きだが、地理は全く×だ・・・。「社会難しくない?」「そんなことないで?まぁ俺は公民が一番好きなんやけどな。「ふぅーん・・・あ、そういえば晴斗君のすきなものって、何?」さっき聞き逃したからね、再チャレンジ。「俺?俺の好きなものは、電車!」「えぇ!?」なんと晴斗君は鉄マン、電車オタクだったのだ・・・。
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