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涼太君に振られて約一ヶ月、私はあの日の出来事をよく覚えていない・・・。心に傷も残らなかった。あの日以降も涼太くんは私に優しく接してくれる。何でも話せる仲になった。相談にも乗ってくれるし、どーでもいいことも笑顔で聞いてくれる。(てか、笑顔で聞き流されているが正しい?(笑))涼太君は野球を熱心で頑張っている。私はそれを影で応援していこうと思う...______________
文化祭まであと三週間を切った。相変わらず晴斗君は音楽室に来てくれる。でも今日はなぜか来てくれない・・・。ちょっとガッカリ・・・。でもそんな事言ってられない。私はピアノに手をかけ練習した。でも晴斗君がいてくれないと何故かうまくいかない・・・。そんな時「ガチャ」と扉が開いた。晴斗君だ!と思い扉の方を見ると「あれぇ~?はるといなかったぁ?」と女の子がこちらを見て言ってきた。この子は優菜。私の幼馴染なんだけど、結構苦手な人種・・・。だいぶの男好きなんだ。そういえば一時期晴斗君と夫婦、なんて噂が流れたっけ・・・。「いや、今日は来てないよ?」「そっかぁ・・・ありがとぉー。」「優菜、晴斗君好きなの・・・?」「えぇー?やめてよぉー(笑)うちは晴斗とかタイプじゃないのぉー。」絶対うそだ・・・。「そうなんだ、なんか噂で聞いたからさ。」「あぁ、あれちょぉーうっとぉしかったー(笑)」何言ってんの、喜んでたくせに・・・。「そうなの?」「あったりまえじゃんー。みんなにからかわれるしぃー。あ、んじゃもう行くねー。」そう言って部屋を出て行った。優菜はさっき晴斗君の事タイプじゃないって言ってたけど・・・信用していいのかな・・・?ってか、私、本当に晴斗君がすきなの・・・?
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