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「あ・・・。ミルクティー飲んでないや・・。んー・・・やっぱり、そんなん後で飲みゃいいや。」
遥人は思考をやめ、白い物の後を追う。
ギリギリのところで、見失わずに済んだ。その白い物は、マンションの入り口前に立ち、突然縮まった。
なんと、少女に変わったのだ。
「どういうことだ・・・?」
遥人に、考察する気力は残されていなかった。
少女はマンションに入っていく。遥人も追おうと足を出そうとした。
しかし、気づく。少女を追うようにマンションへと駆け込む人影を。
「鉄パイプ・・・バール・・・AM0036・・・スコーピオン・・・。」
遥人は人影の持っている武器を把握した。
鉄パイプやバールならまだしも、スナイパーが使う遠距離射撃銃AM0036や、正確射撃銃スコーピオンを持っているのはさすがに異常だ。銃刀法違反だ。
「余計気になってくるなぁ・・・。」
刺激に飢える遥人にとって、これはまさしくチャンス。
どんな恐怖が待つかも知らず、気にせず、遥人はマンションへと入っていく
階段を上がると向い合せにドアがあった。そこを180度曲がったところに広がるのは、少女と少女を囲む、男達だった。
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