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月「…お前らは後で生徒指導室に来い。もし来なかったらテメーらに怒られるのが怖くて来なかった臆病トリオのレッテルを張り付けてやる。…まぁ、そんな臆病者だったら元から金髪やらシャツを指定外で着てくるなんてちっぽけな不良もどきの格好なんてしてくるわけねーもんな?」 俺は有無を言わせない目で睨む。 「「「っ!?」」」 何故がそれにビビったらしい3馬鹿トリオは俺の目を見たまま固まった。 たくっ… 最近の若いのは根性がねーな 一昔前の"サムライ"とか呼ばれる刀振り回してた奴らとは大違いだよ そんな昔の事を思い出しながら、俺は締めの言葉を言う。 月「そう言う事で生徒指導部からの挨拶は終わりたいと思います。皆さん、悪さだけは行いようにしてくださいね。さもないと…俺らが容赦しねーから そうそうお前3人はもし来なくても、逃げられねーから」 最後に捨て台詞を伝え、俺は舞台を降りた。 さっきと同じ位置に戻ると、託麻先生が話しかけてきた。 託「流石ですね!かっこよかったですよ! ……それより、本当にあの話し声はどうやって聞こえたんですか?」
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