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そうそう…せっかくだからコイツの説明もしねぇとな。 "真田託麻"…俺と同じ社会歴史担当で生徒指導部員……去年からこの学校にいる。 そして、極秘で"ある情報"を追っているインターポールのスパイだ。 まぁ、その"ある情報"って言うのはどうせ俺の事だろうな。 俺は年をとらない。 つまり、外見が何時までも変わらないと言うこと。 だから俺は住所登録も人民登録もしていない。 普通の人間が何年も生きられるはずがないからな。 そこに目を付けてきたのがインターポールの奴らだった。 と、言っても。 兄貴がインターポールの一員だった…というのもあるんだがな。 そんな事情も含めて俺はコイツ、真田託麻に監視されている。 月「……俺が何故、アイツらの声が聞こえたか……簡単な事ですよ。」 託「ほぅ…どうやるのですか?」 月「…フッ…禁則事項です」 確か大分前に兄貴が見ていたアニメとか言うやつでやっていたな。 兄貴がもし、話したくない事を聞かれたらこう言えと言われてたので俺は不適な笑みと唇に人差し指を添えながら真田先生に告げた。
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