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5
いよいよ我ら震電改戦闘機隊に反撃の時がやって来た!
敵は機動部隊、目標は空母だ。
我が剣部隊は敵機動部隊攻撃隊の護衛役を仰せつかったのである!
それからの俺達は大車輪で動きだした。
味方攻撃隊との会合点、護衛時の戦闘序列、敵機動部隊の現在位置等々、敵艦隊を逃さぬよう一刻も早く打ち合わせをして、出撃しなければならなかったからだ。
そうこうしている内にテニアン島の軍司令部から攻撃部隊出撃の報が入り、我々も直ちに出撃を開始した。
出撃機数は未帰還の三機と朝比奈機の四機を除き、二十機の全力出撃とあいなった。
我々は離陸後すぐに攻撃部隊の後を追いかけ、間もなくこれに追いついた。
まず最初に見えてきたのは本来であれば攻撃隊の主力を勤める銀河の編隊であるが今では三十機程度まで撃ち減らされていた。
次に二十五番をぶら下げ爆裝した烈風二百機が堂々と大編隊を組んで高度四千mを進撃して行く。
さらに高度六千mを四発発動機の大型爆撃機、連山改約八十機が翼を重ねるように緊密な編隊を組んで飛んでいる。
そして最前列を行くのは制空戦闘機隊の烈風三百機が数個の編隊群に別れ、先陣を切っていたのである。
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