靴下

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今朝、後輩とエレベーターを待っていた。しかも、同じ日に散髪をした二人でエレベーターを待っていた。 そんな二人にも大きな違いがあった。 それは靴下だ。後輩の靴下は、くるぶしまでのタイプ。私の靴下は、足首の辺りで一部内側に入り込んでしまった足首までのタイプ。完全に秋を意識した思いやりの結果。 秋で足首、冬を意識することでどこまでロングタイプになるのか。どこまで靴下をはくのか。腰まで一体化した感じにはくのか。体のどこまで靴下と一体化したくなるのか。最終的には全身タイツと化すのか。 全身タイツと化したら私はそれを「着る」のだろうか、「履く」のだろうか。 考えすぎて「履け」なくなるのではと恐ろしくなる。
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