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「…ー愛梨。泣き止めよ。どうしたんだよ?」
屋上の端の方の床に座るなり、陸斗が困ったような顔で聞いてきた。
『あの、ねっ。春樹、君っにっ、彼女がっ。』
話そうとしても、しゃっくりが邪魔して上手く話せない。
陸斗は何故かぷっ、と笑うと、
「泣き虫愛梨。」
一言そういった。
『うっ…だってっ…』
「やっぱあの2人付き合ったんだな。」
『…………う、ん。』
春斗君と詩織ちゃんは美男美女で学校でもかなり有名だった。
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