第一章

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門の内側から大量の矢が飛んできた。 万に及ぶであろう矢の大群は手前の重殻を越え後方の軽殻へ降り注いだ。 「▲▲▲▼……」 司令らしき軽殻が何かを叫び周りの軽殻は散開していく。しかし、それより速く矢の大群は軽殻達に降り注ぎ次々と飲み込んでいく。 一度に4割近い軽殻が破壊された。 だが、その間にも重殻の大群が門に到達した。重殻達は次々と右手のランスを門に突き刺していく。 30ばかりのランスが突き刺されたときミシッミシッ、という音がなり次の瞬間には門が崩壊していく。 門が破壊され雪崩のようにSEが押し寄せ入って直ぐの大通りを大群は走って行った。 大通りをしばらく行き重殻隊の先頭を行く司令は、違和感を得た。
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