第一章

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口々に走りながら疑問の声をあげていると、通りの先の白い武者が動いた。 ゆっくりとSEの群れへ白い武者は歩き、刀の柄に手をかける。 前方をいく軽殻、歩兵達は鎧の腰あたりに装着した軍刀をぬく。 調度同じタイミングで白い武者も腰の刀を抜いた。それを見たSE達は目を疑がった 「刃が、ない?」 刀の刃がなかったのだ。 しかし、SE達は不思議に思いながらも白い武者へ軍刀を次々に突き込んだ。 だが次の刹那 SE達が見たのは敵の赤い血では無かった。見たのは断ち割られた自分達の軍刀と自らの緑色の血だった。
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