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一瞬自身に何がおきたか解らなかったが見れば自分達の体が腹部から真っ二つに割れている。少しずつ上半身が下半身から擦れ落ちていくのが見え同時に視界が暗くなっていった。
後ろから来た重殻達は目の前で十数人の歩兵や軽殻が真っ二つされるのを見た。
「何が起きた?」
一瞬だけ刃のない刀を振ったのは見えた。だがそれだけだった。刃が無いのに何故?
すると白い武者は
「我が刀、霊刀……これは目には見えない刃を持っていてな……」
白い武者は右手を霊刀ごと地面へ向けふるう、すると見事に地面が割れた。
「切れ味も見事だ。刃渡りは約2mといったところだ……貴様達は見切れるかな?」
白い武者は霊刀を構え直す
「いくぞ!」
言葉を発するとともに白い武者が重殻達の中へ突っ込んだ。
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