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忠勝達は一人でも生き残りを見つけようと前は人の住んでいた場所の瓦礫をただひたすらどけて探した。
「誰か、誰か、生きてはいないのか誰かおるなら声を上げ我を呼べ」
忠勝は瓦礫を退け、叫んだ喉がかれ兵士達が諦めはじめても、一人諦める事なく生き残った人を探した。
「だ…か…たす…て…」
忠勝は聞いた瓦礫の山から聞こえる微かな声を
「待っていろ!!今すぐ助ける!!」
忠勝はいつ消えてもおかしくない小さな声の主を助けようと、戦で疲労した体を奮い立たした。
山のような瓦礫をまるで重みがないかのようにどけていく。兵達も忠勝に僅かなれど助力しようと駆け付ける。
そして、あっという間に山のような瓦礫はどかされ小さな声の主が姿を現す。
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