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昼休み。
私は売店で初めて何かを買いに行った。
何があるかも分からないけど、本庄さんと一緒に食べるためには頑張らないとっ！
｢……諦めようかな……｣
そこは戦争だった。
｢……｣
私は立ち尽くすことしかできない。
というより。
入ったら死んじゃうよ。
｢よっしゃー！！焼き卵牛丼パンゲット！！｣
や、焼き卵牛丼パン？……どんなんなだろそれ……。
……。
……ん？
あれ？
今の声どこかで……。
｢あー！！また本庄に取られたっ！！｣
｢本庄！！くそぉー！｣
｢あいつ毎日とってんじゃん！！｣
本庄さんだった……。
｢ん？あれ？千夏ちゃん、どうしたの？こんなとこで……｣
｢あ、え？えっと……買い物……を｣
私はうつむきながら本庄さんに言った。
｢なに！？聞こえない！！ごめ、ちょっ！あんたらどいて！！｣
｢あ、いいの！！大丈夫！ゆっくりでいいよ！！｣
｢あ、おいあれ地縛霊じゃね！？｣
｢うおっ！まじだ！！やべぇ！｣
｢本物初めて見た！！｣
｢何してんだ！みんな早く逃げろ！！操られるぞ！｣
ﾌﾞﾜｯ。
はっ、涙が……。
｢え、えっと皆さん大丈っ……あれ？いない……｣
｢……は、はは……噂には聞いてたけど……凄いね千夏ちゃん｣
私達二人は誰もいなくなったその場に立たずむしかできなかった。
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