ありがとう

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私はいつも朝はきっかり6時に起きる。 ひどい寝癖をなおして顔を洗い歯磨きをして制服に着替える。 お母さんと一緒にお弁当を作って、その残りのおかずとお米を朝ごはんとして食べる。 お父さんは朝早く出勤するため会えるのは晩ご飯の時くらいだ。 私は新しい制服にウキウキしながら荷物をまとめて玄関まで歩いた。 「千夏、忘れ物ない?」 「うん、ないよ」 「そお?……でも何か忘れ物があったら携帯使うのよ?せっかく買ったんだから」 「うん」 私は携帯をお母さんに見せながら「行ってくるね」と言った。 「いってらっしゃい」 お母さんに見送られながら玄関の外へと出た。
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