死神、神無月の憂鬱

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まずぼくが相手に向かって槍を 横向きに叩きつける。 少し相手がよろめいたところで mさんが斬りつける。 ぼくは先程の槍を動かして相手の足元に引っ掛け、引き倒した。 そこでmさんがとどめ。 「神無月、お前意外に強ぇな!」 「…mさん程では無いですが」 敵を倒して歓喜のあまりポストを破壊したmさん。 しかし…本当に敵はこれだけなのだろうか? 話ではBランクがうじゃうじゃと聞いた気がするが…。 しかし辺りはシンと静まっており物音一つしない。 何か、おかしい。 「? 神無月ー、軋魅に何か買うんだろー。さっさと行くぞ」 「あ、はい」 mさんの後に続きながらも嫌な 不安は絶えない。 注意は怠らないようにしよう。 宛もなく歩き、やっとのことで ショッピングセンターのような 建物に着いた。 中に入ると陳腐な音楽が流れ活気のある通路が現れる。 「…妥当なのはアクセサリーですかね……」 入ってすぐのところにあった装飾品店をチラと見てそう言う。 「んー……確かにな。じゃあここで買ってくか?」 「はい」
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