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「コスプレはおもろそうかもな。流行りでもあるし。ただ、アニメキャラとかやと分かる人間にしか分からん欠点があるからなぁ~」
「そや、コスプレやのうて女装コンテストしよやないか。兄貴の大学の大学祭でやってたん思い出したわ。」
慎也が嬉しそうにそう答えた。
「女装コンテストですか…」
有沙は乗り気ではなさそうだ。
「それ、やりましょう」
「案外、面白いかもね」
佳祐と桜は乗り気なようだ。
「有沙、多数決で決まりや。やってみたらおもろいって」
慎也が言う。
「出場者はどうするんですか?募集したら、しょうもない人ばかりって事ありえますよ」
との有沙の問い掛けに対し、
「コンテストはクラス対抗でやるんや。今回は試しに3年でやってみよう。やないか。1、2年は今回は合唱コンクールで我慢してもらおう。ただし、3年への応募参加はありとしよか。」
と慎也が答えた。
「クラス対抗という事はクラスで1人か2人、男子が犠牲になるのね。」
桜が面白そうに言う。Sの気があるようだ。
「犠牲かどうかは決め方次第やけど、それはクラスに一任しようや。代表1名を決め、1ヶ月に披露してもらう。こらおもろいわ。」
慎也が言った。
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