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よく見ると、サングラスをかけていて、黒いスーツを着ている。
「………」
私はその人をチラ見をすると、男は私に話し掛けた。
「お姉さん、テレビに出てみませんか?参加人数が少なくて困ってるから……」
テレビに出る? どういう事?
「ただテレビに出て、ゲームをするだけなんです!制限時間内にクリアして、優勝すれば賞品が獲得が出来ますし、一般人の中に有名人が何人か出ますよ!だから……」
「すいません。お断りします。失礼します!」
ようやく断る事が出来た。
雑誌とお茶を買わず、コンビニを後にした。
人見知りを直さねば……。
私はそう思っていた。
「ただいま……」
家に帰ると、そこには仕事帰りのお母さんが待っていた。
「おかえり、マドカ。ちょっと話があるんだけど…、そこに座ってくれる?」
私はお母さんに呼び出され、リビングに入り、ソファに座る。 そして……。
「マドカ、テレビに出なさい。そうすればあなたの人見知りが直るし、あなた自身も変われるわよ」
お母さんも、その男と同じ事を言った。
まさに予感的中だった……。
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