序章の続き

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「ただいま」 家に帰った。 「あらおかえりー。今日は間に合った?」 「ああ、余裕だったよ」 「もうみんな寝坊してかなりヤバかったんだから、お父さんなんてズボンはかないで会社行くところだったのよ、うふふふ」 「笑い事じゃないだろ、それ」 「お茶目だと思わないの?」 「危うく両手を繋がれるところだった、だろうが」 「あら、そういう考えもあるわね…一本とられちゃった」 「一本取ったのもいいけど、なにその大量の荷物」 「あーこれ?これね、田舎のお父さんから送られてきたのよ。こっちがにんじんとじゃがいも、こっちがりんご」 田舎のお父さん、すなわち俺の爺さんだ しかし… にんじんの方だけで3箱あるんですけど…
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