序章の続き

13/20
前へ
/24ページ
次へ
気がつくと空は赤く染まっていた。 どうやら寝ていたようだった。 時刻は17時ちょうど。 カラスの鳴き声と子供達のはしゃいでいる声が混じり、聞こえる。 しばらく天井を、それらの音を聞きながら見つめていた。 …そういえば課題が出てたっけな 明日の授業に提出なので今やれば多分間に合うはずだ。 ベッドから立ち上がり、机の上に散らばったプリント達の中から課題を見つけ出した。 課題をやる前に片付けないとな… といいつつ教科書、ノートやプリントは適当にまとめて机の片隅に置いておくだけにする。 課題に手をつけるが5問目でペンが止まる。 まったくわからない。 あと三枚あるのに一枚目の5問で止まるのはかなり痛いぞ。 焦れば焦るほどわからなくなる。 苦戦するが頭をフル回転させてようやく解けた。 スピードは遅いが確実に一問ずつ解いていく。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加