序章の続き

15/20
前へ
/24ページ
次へ
ヤバい、マズすぎるのが母さんにもわかってしまったのか、無口になってしまった。 何か話題を…せめて会話だけでも!! ふと昼間の出来事が頭に浮かんだ。 サッカーをやってみようか。 それが頭に浮かんだ時には口に出ていた。 すると二人はカレーを食べた時より顔色を悪くし 「お前はそれでいいんだな?」 「健は大丈夫なの?」 二人とも声を低くして確かめるように言った。 何を確かめるのか、それは 「母さんは健の膝が大丈夫なら止めはしないわ、健はサッカーが好きだからね」 「もう痛くはないのか?」 そう、俺は膝をケガしていた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加