序章

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我が輩はザクである。 名は西村健、春から高校二年生になる。 ケンとよく間違えられるが、たけると読む。 最初の一文でも言ったように俺はザク。 隊長機のように三倍性能が良かったりはしない。 一般的なジオン軍の量産型MS、ザク、のような存在。 量産型といえばたくさん生産される。 たくさん生産されるとなれば。 そう、たくさん供給される。 たくさん供給されるということは、あることが普通になる。 だから俺は量産型男子。 たくさん生産された男子。 たくさん供給された男子。 そこにあることが普通な男子。 すなわちどこにでもいる普通の男子。 それが俺。
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