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朝。
時刻は7時50分すぎ。
俺は家から学校まで自転車で30分かかる。
何が言いたいかと言うと、いつものようにのんびりと朝飯を食べてる時間がないのだ。
ということを、目が覚めて一瞬で思考し、飛び起きた。
顔を洗い、歯を磨く。
一応急いでいるとはいえ、身だしなみだけは整える。
奇跡的に寝癖はなく、直す必要がなかった。
歯を磨きつつ、制服を着る。
「おぉ、兄ちゃんどうしたのさ、まだ7時50分くら、えぇ!!」
親父が呑気に話しかけたが時計をみて驚いたようだ。
そこから母さんのこの世の終わりみたいな悲鳴をあげた。
俺は構わず歯を磨き終わり、制服も着替え終わり、鞄を手にし行こうと玄関まで行き、自転車の鍵を探す。
いつもは制服のポケットに入れてるのだが見つからない。
しばらく探したら玄関の床に落ちていた。
なぜだろう、と一瞬だけ思考し、とにかく焦りながら
「行ってきます!!」
とだけ言って飛び出た。
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