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俺の家に招待するって……
『海斗、女の一人や二人連れ込んできて見やがれ!』
朝の親父の言葉。
ソラを家に招待するなんてそんなこと、絶対にできないじゃねぇか。
つってもこのままほっとくわけにもいかないし、これから学校にも行かなきゃいけないし……。
そうだよ。取り敢えず学校行かなきゃ!
「今は無理だ。俺も学校に行かなきゃいけない。だから俺が帰ってきてからにしよう」
確か午前中には終わるはずだから
「1時、午後1時に確かこの近くに公園があっただろ?そこに待ち合わせだ。いいだろ?」
頼むから断るなよ?俺を早く開放してくれ。
「わかりました」
何か考えた様子だったが、了承してくれた。
これでやっと解放。しょうがない走るか。
「と、その前に。さっき助けてくれてありがとな、ソラ。危うくお陀仏だった」
それへの返答は無言だった。
空色の髪の少女。おそらく宇宙人。
このときソラと"初めて"出会ったのだ。
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