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カタカタ…カタカタ…タンッ
カタカタ…カタカタ… カタカタ… タンッ
微妙に開いている部屋のカーテンの隙間から朝日が申し訳なさげに差し込んでくる中、僕は日課をしている。
自分でも、コレが普通ではない事は分かっている。
だがこのご時世、情報がモノをいう。
僕はそれを信じて疑わない。
カタカタ…タンッ
「今日は、このくらいで終わらせるか…」
そう呟き、一旦切り上げる。
ふと時計を見ると、デジタル時計がAM6:17を示している。
2時間近く作業をしていたせいか、肩や腰が痛い。
「うーーっん。…よしっ。」
背伸びをし、ベットに横になる。
そろそろ叔父さんが来る頃だろう。
そう思ったと同時に部屋のドアが開く。
叔父さん
「悠里、起きてるかー?」
「ああ…」
叔父さん
「相変わらずクールだなお前は。おおっと、そんなに機嫌損ねるなよ。悪かったって。」
僕が微妙に嫌な気分になったのを長い付き合いだから気づいたのだろう。
だからこそこの人は信頼出来る。
叔父さんは教師をしている。
恩返しの意味合いを込めて、学校こそ違えど僕は通っている。
でなければ通ってないだろう。
叔父さん
「俺はいつも通りもう出るからな。ちゃんと学校行くんだぞ。」
「わかってるよ…」
叔父さん
「ならいい。じゃな。」
忙しそうだな。
さて、僕も行こうか。
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