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平安時代…妖かし達が蔓延っていた時代であり、陰陽師や僧、それに修験者達が都において必要とされた時代である…そして、呪詛やまた、呪詛を掛けることができたという…
嵯峨野の地の奥深い森の中に、陰陽師として名高い安倍晴明の姿がそこにあった。
辺りは鬱蒼としており、微かに妖しいものの気配が感じ取れる…
「そこにいるのは誰だ!?」
呪文を口の中で唱え、その正体を見破ると、予想もしなかったものがそこに居た。
「ばれちゃったか…結構勘が良いんだね?」
銀色の髪に九本の尻尾があるが、まだ年若い娘の姿をしている。
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