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「あ、あれ? 陣がすっごい狭いぞ?」
足元から全く広がらない陣は、その攻撃が回避不能という事を示していた。
今のナオキには知る由も無かったが、フォースチャージはフィールドに踏み込んでいく事無く安全にチャージが出来る反面、待機中は回避行動を取れなくなる。
最も、回避が出来ないだけで、望む部位のパーツで防御する事によって、ダメージコントロールが出来るのだが…。
ブルーフレームに 直撃した!
ブルーフレームの 右腕パーツに22ダメージ!
(右腕装甲 -22 8/30)
"継続"の症状が発生! 準備時間中もダメージ!
全く防御姿勢を取る事もなく、目前に迫るゴウカザルの拳を右肩に受け、陣の外へと吹っ飛ばされた。
地面を転がる勢いが止まったところで、ブルーフレームは手を付かずに無機質な動作で起き上がり、元の位置へと戻る。
これはロボトル続行可能と判断された時にフィールドに復帰するようプログラムされた、補助動力の働きによるものである。
コマンドラインの真上に戻ると、ブルーフレームは再び肩をカクンと垂らして、脱力してしまった。
「え…!? おい、どうしたんだよ! ロボトルが始まってんのは分かるだろ!?」
「ロボ? まるで木偶の坊とでも言った感じロボね! 整備不良のメダロットをロボトルに出すなんて、お笑いだロボ!」
「くっ…」
ナオキは悔し気に歯噛みしながら、見守る事しか出来なかった。
ブルーフレームは 待機して集中している!
(一定時間フォースチャージ、メダフォースゲージ+20)
「これじゃ熟練度を上げる訓練にしかならないロボね! ゴウカザル、何度も右腕パーツのファイヤーを叩き込んでやるのだロボ!」
『了解 ロボ』
行動を終えて、ロボロボ団員側のコマンドラインへと戻っていったゴウカザルは、矢継ぎ早に指示を受けて折り返していった。
ブルーフレームは 継続のダメージを受けている…。
(脚部装甲 -4 61/65)
「敵のファイヤーを受けて、他の装甲にも継続ダメージが入ってるのか…!
こーいうのは短期決着を臨むのがセオリーだってのによ…!」
ゴウカザルの なぐる攻撃 ファイヤー!
ブルーフレームに 直撃した!
ブルーフレームの 脚部パーツに22ダメージ!
(脚部装甲 -22 39/65)
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