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昨日はサボってしまったが今日は行かないといけない。今日は月曜日だからな。
「姉~ちゃん、早くしないと遅刻するぞ~?」
俺は玄関に向かい靴を履く。
玄関の扉を開き、春のここちよい風を感じる。
「よし、行くか!」
「あいさ~!」
「うわっ!びっくりさせないでよ…てか、早かったね…」
「純くんと一緒に登校しないといけないから早く準備したのっ!」
正直、一緒に登校するのは恥ずかしい。できれば断固拒否したい。
「なぁ、姉ちゃん。そろそろ一緒に登校するのやめないか?恥ずかしいんだが…」
姉はほっぺを膨らませ、機嫌が悪くなる。紅い髪を手でいじりながら言った。
「ぶぅぅ……やだっ!わたしは絶対にやだからねっ!純くんと一緒にいけないなら学校行かな~い」
子供か!とツッコミたくなるのを抑え、しょうがなく姉ちゃんと一緒に学校へと向かった。
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