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授業も終わり、俺は部室に向かって歩き出した。部室は、来年まで閉鎖されていて使えないはずの、双葉学園2棟にあるらしい…
「……閉鎖されてるとこになんて入っていいのかよ…なんか暗いし。」
いちよう、電気、水道などは動いている。しかし暗い…。
人の気配は勿論ない。だって閉鎖中なんだし。普通誰も入れないし。なんでここでの活動が許されたのかが疑問でしょうがない…
「姉ちゃん……どうやって先生を説得したんだ…」
それは考えないことにしとこう…。どうせ甘い言葉と色気で…
俺の姉ちゃんはモテる。それはもう俺から見てもナイスバデーだと思うよ。ただそこに恋愛感情が入ることはない…。姉ちゃんだからな。
クラスの中でも人気なはず。
「そういえばこの前、学校内で一番モテる奴に告られたって言ってたしな…でもなんで振ったんだろうな。」
俺の姉ちゃんはなぜか付き合おうとしない。なんでだろ…
そんなことを考えているうちに部室の前に着いていた。
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