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姉ちゃんが落ち着いたところで、俺は部活の内容について聞くことにした。
「姉ちゃん、まず、部活名と部活内容を教えてください。」
姉ちゃんは真ん中にドーンとある大きな机に左足を置き、俺を指差して話だした。
「よくぞ聞いてくれた!弟よ。…今、ここに"デ部"を結成しますっ!」
「…………」
「そんな冷たい目で見ないで……ほらね?あれだよ、クールダウンして落ち着こーよ!って奴だよ!」
姉ちゃんは額からダラダラと汗を流しながら必死に今のを無かったことにしようとしている。
俺はため息を吐いて姉ちゃんを見る。
「そういうのいらないんだけど…分かるよね?姉ちゃん。」
姉ちゃんはまた泣きそうになるのをこらえ、コクンと頷く。
「はい、じゃあ姉ちゃん続けて。」
「…うん。では、改めまして、部活名は"ミーティング部"です。」
なんだろう。すごく帰りたい…
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