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「内容は考えてません!純くんといる時間が少しでも長くなればいいなと思い作りました。」
嫌な予感的中だ。俺は荷物をまとめて帰る準備をする。
「じゃあ姉ちゃん、俺サッカー部にもっかい入部届け出してくるから…また後で。」
俺はドアノブに手をかけた。
「ちょっとまったあああああ!」
姉ちゃんが俺のシャツを引っ張る。予想外の腕力に俺は引っ張られ、つまづいた。
「…あのね純くん、この部は純くんを思って作ったの。純くん…2年間ずっと、友達付き合いが上手くいってなかったでしょ?放課も一人でいることが多かったし…」
姉ちゃんは暗い顔をして下を向く。
「ぃてて…………感謝するところなのかもしれないけど、1つ言いたい、あんたは何で俺の行動を把握しているんだ…」
俺は姉ちゃんの行動に疑問を抱いた。…当然のことだ。いくら姉でもそこまでバレていると寒気がする。
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