417人が本棚に入れています
本棚に追加
「…それは、ね?純くんが学校でちゃんと生活できてるか心配…で…」
だんだんと声の小さくなる姉ちゃん。
「俺のプライバシーの権利はどこへ行ったんだ!…まったく、俺は子供じゃないんだぞ…」
俺は呆れながら、近くの椅子に座る。
まったく姉ちゃんの考えてることはさっぱり分からん…。だいたい家で話す時間も充分あるのに。
「でも、内容はそれだけでもないこともないんだけど…」
「どっちだよ…」
「他の目的もあるよっ!ミーティング部でやりたいことは、今後の学校生活の過ごし方ついて語ったり、休日になにをするか、などなど…」
「それをわざわざ部活でやる意味は…」
俺はこの"ミーティング部"でやってけるのか……
「とりあえず部員集めねっ!あと二人は欲しいかも…まだ二人だもんなー」
姉ちゃんは今後の予定をノートに書き出した。
「無視かよ。てかもう俺はカウントされてるのね…」
俺はもう諦めた。どうせ逃げてもまた捕まるし……しょうがない。付き合ってあげよう。
最初のコメントを投稿しよう!