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扉の向こうに立つ子が姿を現した。肩まで伸びた銀髪。双葉学園の制服にニーソックス。髪の下のほうを巻いている。あまりの可憐さに俺はその子に目を奪われていた。
「かわいい………」
姉ちゃんが凄い勢いで俺の元に走ってくるなり、頬をつねる。
「いたいっ!ちょ、姉ちゃん痛いって!」
「痛くしてるから痛いのは当たり前でしょっ!」
俺と姉ちゃんがじゃれているとき、扉の前に立つ銀髪の女性が口を開いた。
「あの……チラシを見て体験入部にきたのだけれど。」
銀髪の女性は困った顔で俺達を見る。
俺は姉ちゃんから離れると、その銀髪の女性に近づいて行く。
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