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「なんで俺そんなに嫌われてるの?まだなんもしてないよね!?嫌われるようなことした!?」
俺はなぜか体験入部にきたお嬢様――ユイに嫌われている。
俺は、よーーく考えたが、嫌われるようなことをした覚えがない。
「まだしてないということは、今後何かをする予定があるということかしら?あなたはまさに"変態"という名前がお似合いのようね」
「そういう風に捉えちゃったの!?しないしないっ!なんもしないってば!…てか変態は止めて…変態は…」
俺…今なら泣いていいよな…と自分に問いかけていた。
「フフフ、あなた、からかいがいがあるわね」
ユイはそう言って口に手をあてて笑っている。
「なんだとおおおお!?俺は、何事にも冷静に対処し、クールを装う、スーパー高校生なんだぞっ!」
「あなたはさっき、普通の男と言っていたわよ?」
「…………」
ユイがもし入ったら俺はミーティング部でいじられ担当になるのだろうか…
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