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なんだかんだで、ミーティング部の活動時間はあっという間に過ぎて行った。
俺は、ドSお嬢様ユイと校門前で別れた後、姉ちゃんと家へ向かっていた。
「なあ、姉ちゃん。俺、ミーティング部でやってけるかな…」
「なに言ってるのー、ユイとも仲良くやってたし、なーんにも問題ないじゃないっ」
たしかに、今日はなんだかんだで楽しかった。
「どうやったらユイと俺が仲良く見えるんだよ。…まあ、楽しかったしいいのかな」
「"楽しい"と思えたなら、それが答えだねっ、純くんがいないと何も始まらないんだからっ」
俺はミーティング部でやって行けるか………いや、ミーティング部でやっていきたいのかもしれない。あんなに姉ちゃん以外の人と喋ったのはかなり久しぶりだったし。なにより楽しかったし。
「よーし、明日からも張り切っていくぜー!」
「おーーっ!」
その日は、家までどっちが早く着くか勝負して帰った。
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