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「わたし、朝何か言わなかったかなー?純くんに」
「え、朝?えーと…んーーーあっ!……ご飯食べたら部室に来てと言われました…。」
姉ちゃんは笑顔をひきつっていて頬がぷるぷる震えている。
「そうよねー言ったよねーしかも純くんはりょーかーいって言ったよねーでも来なかったよねーなんでかなー」
姉ちゃんの棒読み説教が始まった。このモードに入った姉ちゃんを止めるには大人しく罪を認めて姉ちゃんを可愛がらないといけない……めんどくさ……
しかし自分が悪いんだ。大人しく謝ろう…
「すいませんでした。二度寝してました。もうしません。姉ちゃん大好き。姉ちゃんラブ。自慢の姉ちゃん。うえっ」
はぁ…はぁ…はぁ…言ったった。言ったったぞ。これで大丈夫なはず…。
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