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姉ちゃんはさっきのぴくぴくしていた頬をなぜか赤く染めていた。夕日のせいかな?それになぜかニヤニヤしてる…。まぁ機嫌が治ったならそれに越したことはない。
「ま、まぁ、純くんがそっ、そこまで言うなら許してあげても、い…いいかな?」
「ごめんなさい姉ちゃん…。今度なにかおごるから許して…」
姉ちゃんは体をクネクネして顔を手で隠している。
「おごってもらうのとかはいいから…えーっと、その…ま、まま、まりか…って呼んで?」
俺はなぜか紅い唇、紅い瞳、紅い髪、すべてがとても愛しく見えた。風邪引いたかな?おれ……
「ま…まりか。今日はほんと…ごめんな。」
ポォーキューバタンッ…全身を髪の色のように紅く染めて姉ちゃんはその場に倒れた。
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