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(姉の夢の中)
「純くんったら、ちゃんとエスコートしてよ!」
「ごめんごめん。まりかと一緒にいれるだけで楽しいから、ルートなんて忘れちゃったよ。」
純くんは笑いながらそう言った。
「…………バカ。」
私は恥ずかしさのあまり下を向いて、純くんの袖を少し、強く引っ張った。
「もう暗くなってきたな……観覧車でも乗るか?」
「うんっ!観覧車乗りたいっ!」
「そんなに乗りたかったなら早く行こーぜっ!」
純くんの肩に抱きついた私は夜景がキレイに見えるという噂の観覧車に乗った。
「夜景キレイだなーまりか。」
「そうだね。純くん…」
頂上に差し掛かったところで私はものすごく緊張していた。
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