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キーンコーンカーンコーン。
チャイム~~!!
あっ言い忘れてた!
両親は小2の時亡くなって、今は1人暮らし!
とっ遅刻!
ガラッと教室のドアを開けた。
「みんなおっはよ~!!」
……………。
ありゃ?
何か黒い人影が………
「菊地。おっはよ~!じゃねー!!」
「げっ……。来てたの?」
「敬語使え。」
「すんませーん。」
「全く…何回目か?」
ん?
先生何か言った?
んー聞こえない、聞こえない!
私は席に向かった。
「先生ー。ホームルームやらないんすか?」
「あっ海斗!はよっ!」
「はよ!また遅刻か……」
「てへ☆」
「………。」
おーい!
固まるな~。
まぁいーや!
ってか…………
私の前の奴誰?
寝てるけど………
あとで海斗に聞こ。
海斗は中学の時からのダチで、花柳の副総長。
幹部は3人いるんだけど。
あとで紹介するか。
「今日のホームルーム終わり。」
先生が出て行って教室はうるさくなった。
私は海斗に聞いた。
「海斗?」
「ん?」
「こいつ誰?」
私は前を指差して言った。
「ああ。転校生だよ。昨日きた。」
「へぇー。」
「名前は確か平高弘毅。」
平高………
!?
えっ!?
弘毅?
「おーい!蕾?」
はっ!………
固まってた。
「私……知ってる。」
「えっ?」
「前に言ったことあったよね?約束した男がいるって……」
「こいつのこと?」
「間違ってなかったら……」
確かめてみるか………
ツンツン………
「平高弘毅?」
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