第1章

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キーンコーンカーンコーン。 チャイム~~!! あっ言い忘れてた! 両親は小2の時亡くなって、今は1人暮らし! とっ遅刻! ガラッと教室のドアを開けた。 「みんなおっはよ~!!」 ……………。 ありゃ? 何か黒い人影が……… 「菊地。おっはよ~!じゃねー!!」 「げっ……。来てたの?」 「敬語使え。」 「すんませーん。」 「全く…何回目か?」 ん? 先生何か言った? んー聞こえない、聞こえない! 私は席に向かった。 「先生ー。ホームルームやらないんすか?」 「あっ海斗!はよっ!」 「はよ!また遅刻か……」 「てへ☆」 「………。」 おーい! 固まるな~。 まぁいーや! ってか………… 私の前の奴誰? 寝てるけど……… あとで海斗に聞こ。 海斗は中学の時からのダチで、花柳の副総長。 幹部は3人いるんだけど。 あとで紹介するか。 「今日のホームルーム終わり。」 先生が出て行って教室はうるさくなった。 私は海斗に聞いた。 「海斗?」 「ん?」 「こいつ誰?」 私は前を指差して言った。 「ああ。転校生だよ。昨日きた。」 「へぇー。」 「名前は確か平高弘毅。」 平高……… !? えっ!? 弘毅? 「おーい!蕾?」 はっ!……… 固まってた。 「私……知ってる。」 「えっ?」 「前に言ったことあったよね?約束した男がいるって……」 「こいつのこと?」 「間違ってなかったら……」 確かめてみるか……… ツンツン……… 「平高弘毅?」
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