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叶え屋(加賀美 司(かがみ つかさ)
神出鬼没で、ある街のどこへでも現れる、叶え屋という裏の世界で働く。特徴は、全身真っ黒で常に帽子とブーツを身に着けている。性別や年齢不詳、住所不定の謎の人物。どこで会えるかは判らない。強い願いを持つ者の前に現れる。多額の金を請求し、本人に代わり、願いを実行する。非現実的な願いは聞かないし、信じない。面倒な事はやらないのが、この物語の主人公である。
若槻 秋登(わかつき しゅうと)
新米刑事。既に捜査を行っていない、叶え屋が関係している殺人などを単独で調べ続けている。何度か、過去に叶え屋と会ったことがあり、同じく刑事だった父親を、叶え屋の事件を追って、死因は不明だが殉職。母親を病気で亡くし、父子家庭で、父親が亡くなってからは、父方の祖父母に育てられた。
黒猫ムーン
叶え屋と有紗以外には懐かない、元野良猫。
叶え屋の友達・家族として、叶え屋の飼い猫になる。
笹野 有紗(ささの ありさ)
ある依頼をした叶え客。叶え屋以外で黒猫ムーンが懐いた、唯一の少女。家族を事故で亡くし、施設育ちの高校生。17歳。
叶え客
叶え屋に、願いを叶えてもらいに、叶え屋を探しだして会いに来たり、強く願い、叶え屋と出会う事が出来た客の事。
若槻 拓人(わかつき たくと)
秋登の父。子煩悩で、妻を病気で亡くしている。叶え屋に関係する事件を追い、原因不明の死を遂げ殉職。叶え屋の起こす事件を担当していた。
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