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俺は多分この話も語らないといけないのだろう。
という書き方をすると、「悪い話なのか」と思うかもしれない。
だが、この話の中身はいたって残虐でも、日常が壊れてしまったわけでもない。
ただ、人形が消えて、仲間が増えた。
そんな話だ。
ところで、人間の価値なんてものは考えたことがあるだろうか。
何を評価して、
誰が決めて、
そして誰が許すのだろうか。
きっと人間自身には決められない。
豚や牛、鶏だって自身や同族の価値なんてきめられないだろう。
ならそれでもいいんじゃないか。決めなくても。
この話はあまり気が進まない。その後に待ち受ける悪夢へと続く気がするから。
でも楽しんでくれる人もいるだろう。なら語らせてもらおう。あの四日間の話を……
そして新しい仲間のことを。
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