「さぁ、始まりだ」

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ある日、あるゲーム会社が狂った携帯ゲームを産み出した。 「勝者にはなんでも叶える権利を与えよう、参加に必要なモノはただ1つ――…貴方の"感情"だ」 「このゲームに敗れたものの果ては"感情"の消滅、ゲームオーバーだ」 「ただし、勝者には死者すら蘇らせることを約束しよう」 「そのゲームの名は"ベットゲーム"」 「自らのヴァーチャルアバターに精神を移して戦う、体感型のバトルロイヤルだ」 …ありえないこのゲーム。 しかし、参加者はあとを絶たない。 それはそのゲーム会社が、人々の前で、ホルマリン漬けの人間を完全に蘇らせて見せたからだ。
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