「さぁ、始まりだ」

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「お前さ~、ベットゲームやってるって、本当?」 「……」 瞳を閉じてイヤホンから流れる曲に集中している月、陽介は口を尖らせ、また空を見上げ言い続ける。 「ベットゲームてさ~初めて出来た…自分の理想の姿で戦う体感型のヴァーチャル格闘技だろ?」 「……」 「ケータイで簡単にアクセス出来るなんてすごいよな!」 「……」 「しかもベットゲーム優勝者はなんでも願いを叶えてくれるんだよな!」 「……」 「俺も参加してみようかな!願い事いっぱいあるし」 言った瞬間、月は目を開き起き上がる。 陽介もビックリして起き上がろうとした時、月は陽介の肩を抑え地面に叩き付けた。
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